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試合後インタビュー 第34節 名波監督

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──試合の総括

プランとしては、ここ最近のゲームでいくと先に我々が点を取ると、相手が前に出てきて勝手にバランスを崩すというチームが直近何試合かあったので、60分、70分まで我慢しようというゲームが続いていたのですが、アントラーズは80分過ぎからもの凄い圧力と、もの凄い我慢強さを発揮するチームで、どこで攻撃的にシフトするかが非常に難しいゲームだったなと思います。相手も西選手が傷んで難しいベンチワークになったかもしれませんが、実は我々も(中村)俊輔が前半15分過ぎに、左ふくらはぎがだいぶ張ってきたということで、早々に何人かアップさせていたのですけど、そこがひとつと。それから川辺が交代する7分くらい前から足がつっていて、その2分後位に小川もつっていて、ちょっと難しいシステムチェンジのタイミングになってしまったなと思っています。

ゲーム自体は球際、それからセカンドボールを拾えていた前半と、逆にそこで負けてしまった後半と、2面性とまではいかないですけど、アグレッシブな90分ではあったと思いますが、どちらかに偏るという意味では前半は我々のゲーム、後半は鹿島のゲームだったなと。向こうはもちろん(川崎の)途中経過は入っていたでしょうけど、そういった中でエンジンがかかるのが多少遅いのかなという中で、前半は特に圧力をかけて高い位置までボールを運べたと思いますし、シュートもしくはその前のシーンも数多く演出できたと。被シュートも前半1本しか無かったので、あそこで1本決めていればもう少し違ったゲームになったのと、相手のゲームプランを打ち壊すという意味では我々のゲームになったと思います。

後半立ち上がりから、ラインも前線の選手の動き出しも含めて、深い位置で閉じこもらなくてはいけないシーンが増えてきてしまって難しかったですけど、何かを変えてというのは、先ほど言ったようになかなか上手いタイミングで出来なかったので、(ピッチの)中で修正しようと。まず危険なエリアを消すことと、長いボールのセカンドへの反応と、この2点を選手に伝えていたのですけど、やれている時間帯と、やれていない時間帯がはっきりしたのかなと。やれていない時間帯に決定的なピンチのシーンが生まれてしまったのだと思います。

総括はそれ位にして、アントラーズに対して我々もそこそこ出来るんだと。対戦相手の選手も思ってくれたんじゃないかなと感じているので、来シ-ズンは、より自信を持って戦いたいと思いますし、既存の選手達と、多少の血の入れ替えはあるかもしれませんが、その辺りを含めて今年以上のチームが出来ればと思います。

── シーズンを終えて出来た事と、来季に向け上積みすべきところは?

攻守の切り替え、それからセカンドボールの予測、コミュニケーション、シュートへの意識を就任早々掲げて、その後にだいぶぬるくなった球際、対人を改善するために「さぼらない」、

「諦めない」、「集中力を切らさない」という3つの約束を打ち立てて、それを選手がやり切ったのと、あとはシステム、立ち位置が変わっても自分達の危険なエリア、それからチャンスの時間帯というものの見極めも非常に良くなったと思うので、そこからの上塗りが必要かなと。まず相手を休ませない、自分達が休まない、この徹底がひとつだと思います。もうひとつは新しいシステムの導入というものを、3ヶ月前くらいから考えてきて、山田が傷んだりフィットしなかったのもあったのですけど、色々試したいなと思います。

── シーズンの総括を

ひとつはサポーター、もしかしたら記者の皆さんも思っていたかもしれませんが、補強が決まった時の不安感が非常に大きかったようで、僕自身も半信半疑のところももちろんありましたし、トライしてみないと分からないところも沢山あったので。フィットするまでどれくらい時間がかかるのかとか、稼働率がどれくらいなのかとか、色々不安要素があった中で、まずは選手たちが我々が提示したものに対して、一つずつクリアしながら、そして自分達で上手く+αを肉付けしながらやってくれたのではないかと。連敗が一回しか無かったのですけど、その連敗のタイミングが、チーム状況が上がってきたタイミング、川崎と柏の連敗だったのですけど、あの連敗の山を越えてから6連勝が始まったんですけど、あの6連勝で自他ともに自信もついてきて、(一般の予想では)残留争いをするであろうアウトサイダーだった我々が、徐々にダークホース的な存在感を出せるようになってきたなと。とどめはアウェイ川崎戦、あそこで5ゴール。僕自身も衝撃を受けましたし、こいつらの底力はまだまだだなと見せつけられたので、選手の持っているポテンシャル以上のものを、どう引き出すかという事を念頭に置いてやっていたんじゃないかなと。そこから連勝は続かなかったですけど、負けないゲーム、自分達が内容的に押し込めるゲームが続いて最後まできたと思うので、来シーズンへの想いはより強くなりますし、でも地に足を着けてやらないと、上位にいてあぐらをかいていたら残留争い、もしくは降格するチームを何チームも見てきているので、性格的にもひとつずづ、一段一段という性格なので、一歩ずつやっていきたいという事に尽きるのではないでしょうか。

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