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躍進 名波磐田(上) 守備力向上「想定以上」|静岡新聞アットエス

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http://www.at-s.com/sp/sports/article/shizuoka/jubilo/topics/434075.html

今季14度目の無失点に抑えた最終節鹿島戦。今季は守備力が向上し、リーグ最少失点を記録した=ヤマハスタジアム

 昨季残留争いした磐田は今季、6位と躍進した。名波監督体制4季目。進化を遂げた理由を探る。
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 最終節でようやくJ1残留を決めた昨季終了後。名波監督はコーチ陣にくぎを刺した。「絶対に優勝やACL(アジア・チャンピオンズリーグ)なんて口にするな」。言葉が一人歩きし、現状を見失う危機感があった。
 大幅に増額した強化配分金の獲得を目指して他クラブが上位を狙う中、名波監督が開幕前に設定した目標順位は「Aクラス(9位以内)」。達成のために「得失点差0以上」を掲げた。13位だった昨季は37得点50失点。現実的な数字を掲げ、戦術の浸透と上積みに重きを置いた。
 名波監督就任4季目の今季、新たに加えた守備のテーマが、危険なエリアへの縦パスを封じる「中締め」だった。ピンチを未然に防ぐ守備が定着し、昨季18チーム中5番目に多い379本だった被シュート数は、今季は4番目に少ない309本と激減した。
 30失点はリーグ最少。リーグ優勝3度を誇るクラブ史においても1試合平均0点台は2001年以来2度目だった。14度の無失点試合は年間最多。首脳陣が「イメージは40失点くらいだった。こんなに少なくなるとは」と驚くほどの成長を遂げた。3失点以上も1試合のみ。DFリーダー大井は「名波さんが言ってきたことがチーム内に浸透してきた成果」と言う。全員の守備意識が向上し、大崩れしなくなった。
 4月には昨季王者鹿島を敵地で完封。川崎や浦和など強豪とも戦った6、7月には、13年ぶりに6連勝を記録した。夏以降は6位を維持し、ACL出場圏も視野に入った。
 結果と共に自信を深めた選手だが、過信はなかった。好調時でも異口同音で「目の前の試合に集中するだけ。まだまだ力不足」と向上心を忘れなかった。「個々の課題に真摯(しんし)に向き合ってくれた」と選手の姿勢をたたえる名波監督。攻守で自分たちから仕掛ける「磐田らしさ」と足元を見つめた目標を追い続ける。理想のチームへと一歩ずつ近づいてきた。

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