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躍進 名波磐田(中) 「俊輔効果」成長後押し|静岡新聞アットエス

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http://www.at-s.com/sp/sports/article/shizuoka/jubilo/topics/434074.html/6 17:03)

中村俊(中央)の練習に注目する磐田の選手たち。一つ一つのプレーがチームの成長を加速させた=ヤマハ大久保グラウンド

 今季のチーム初得点は、元日本代表MF中村俊輔の左足から生まれた。第3節大宮戦のFK。華麗なキックでサポーターをとりこにしてきた「10番」の移籍後初ゴールで、磐田の進撃が始まった。
 昨季37点だった得点は今季、50点に増えた。要因の一つが、得点の半数以上を占めたセットプレー。屈指のキッカーの加入で武器として確立し、中村俊も自身が持つ直接FKのJ1最多記録を更新した。
 希代の司令塔は流れの中の攻撃も進化させた。卓越した技術で“ため”をつくり、他の選手が後方から攻め上がる時間をつくった。ゴール前に絡む人数が増え、迫力が増した。昨季1点だったスルーパスからの得点は8点に。ボランチ川辺は「ボールを簡単に失わないから、前に出ていけた」と自己最多の4得点5アシストを記録した。中村俊自身は5得点8アシストにとどまったが、数字以上の貢献だった。
 試合以外でもチームを成長させた。
 「視覚的な要素は大事」と名波監督。普段の何げないプレーが、仲間に影響を与えた。例えば、10月の清水戦で桜内が山田の得点につながったクロスを上げる直前のプレー。守備の職人が相手DFを巧みにかわしたフェイントについて、名波監督は「去年なら相手に当てて終わりだった」と語る。桜内は「中村俊さんのプレーをまねしようと思ってもできないが、今までになかったイメージが膨らんだ」と無意識に生まれた変化を実感する。
 中村俊は名波監督に「自分があまりボールに触らない時に、チームが勝つ面白い現象が起きている。(昨季まで所属した)横浜Mの時にはなかった」と話したという。指揮官の想像を超える“化学反応”で、中村俊を経由しない攻撃パターンが生まれた。不在だった試合は2勝2分け。他選手の成長を物語る。
 来年40歳を迎える中村俊だが、居残りで最後まで練習するのは当たり前。背中で一流の在り方を語り、自主練習に励む選手が増えた。随所に現れた「俊輔効果」。日本が誇る名選手が磐田にもたらした恩恵は大きい。

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