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元日本代表10番・名波浩がわが子に伝える、サッカーが上達するために必要な3つのポイント | サカイク

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https://www.sakaiku.jp/series/wc2018/2018/013290.html

現役時代は日本代表の10番を背負い、フランスW杯に出場した名波浩さん。現在はジュビロ磐田の監督を務め、2017年は6位の成績を収めました。そんな名波さんは家に帰れば、サッカー少年のお父さんでもあります。

サッカー選手、監督として多くの経験を持つ名波さんは息子さんのサッカーに対して、どのような考えを持っているのでしょうか? 貴重なインタビューをお届けします。(取材・文:鈴木智之、写真:兼子愼一郎)

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(元トッププロの名波さんがお子さんに伝えていることとは? 撮影:兼子愼一郎)

■伝えているのは3つだけ

――名波さんのお子さん(小学6年生の男の子)はサッカーをしているそうですが、お子さんのサッカーの練習や試合を見に行く事はありますか?

はい。ただし、試合中は声を出さず、黙って見ています。というのも、息子が通っているクラブには「試合中は親が声を出してはいけない」というルールがありまして、お母さん方の「キャー!」という声援が過度なプレッシャーになったり、外からコーチングをしないようにというのが理由のようです。

――試合の後、お子さんとはどのような話をしますか?

基本的には3つのことしか言いません。1つはボールに関われるポジションに居続けること。もうひとつが、自分がボールを奪われたら10メートルは追いかけること。最後のひとつが、どんな状況でも声を出すこと。この3つについて、話をします。

――この3項目を強調する理由は何でしょうか?

この3つが、極端に足りていなかったからです(笑)。それまではチームメイトの上手な子に遠慮して、積極的にボールに関わっていなかったんですね。そこで「サッカー、楽しいか?」と聞いたら、「ボールが来れば楽しい」と言っていたので「ボールが来るためには、どういう努力をすればいい?」と聞くと、答えが返ってこなかったんです。それが4年生の終わりの頃です。

――お子さんに対して言い続けることで、プレーに変化はありましたか?

ボールに対して、積極的に関わるようになってきました。ボールを受けたらワンタッチ、ツータッチではたいて、もらう動きをするようになったので、おのずとプレー回数は増えますよね。ボールを受けるためには予測をして動くことも大事なので、必然的に声も出ます。そのような相乗効果を期待して3つのポイントを教えたのですが、2年間かけてできるようになってきたと思います。

■足が遅くても活躍できる! 止める、蹴るを徹底して身につけよう

――試合が終わった後に「あのプレーはこうだったよね」といった話はしますか?

はい。試合のあとは、まずシュートを打ったかどうかを確認します。決して、ゴールを決めたかどうかはではありません。シュートが打てなかったときは、なぜゴールに近づけなかったか、なぜゴールを見ていないのか? ということにも言及します。基本的に息子は中盤やトップ下でプレーすることが多いのですが、そのエリアでの小学校6年生のレベルでのプレーの質、もっと言えばチームメイトとの関係性の中でのプレーの質について感想を伝えたりします。

――お子さんと一緒にサッカーの練習することはありますか?

ジュビロの監督を始めてからはほとんどありませんが、以前は毎朝一緒に走って、公園でボールを蹴っていました。小学4年生のときはマラソン大会の順位が下の方だったのですが、毎朝走ることで少しずつ順位が上がって、今年は10位以内を狙っているらしいです。ちなみに自分は子どもの頃、マラソン大会や長距離走が得意で、よく1位になっていました。でも、短距離はずば抜けて遅かったんです。サッカー部の中で遅いという次元ではなく、クラスの中で遅い方でしたから(笑)

――足が遅くても日本代表になれるというのは、子どもたちに希望を与えますね。名波さんはサッカースクールなどで子どもたちの指導をすることも多いと思いますが、12歳までの間にどんなことをすれば良いとお考えでしょうか?

サッカーで大切なのは、ボールを止めて、蹴ること。これを徹底してほしいです。ボールを止める時は半径1メートル以内に収める。そして、15メートルの距離のパスの質を高めること。この2つができていれば、僕のように足が遅くてもどうにかなるんです。

■小学生時代は小さくても…。将来的に伸びる選手の特徴とは

――多くのトップレベルの選手とプレーし、監督として若手からベテランまで、たくさんの選手と接している名波さんから見て、伸びる選手の特徴はどういうものでしょうか?

一言でいうと、自分のことを客観的に見られる選手です。自分に何ができて、何ができないか。何を伸ばしていけばいいか。それを考えて、努力できる人。周りの選手がどういうタイプで、自分はどういうプレーをすれば、このチームで活きるか。客観的に自分のことを考えながら、努力できる子は伸びますね。たとえば小学生のときに足が速かったり、体が大きい子って、それだけで通用してしまうんです。でも中学、高校と年齢が上がるに連れて、肉体的なアドバンテージがなくなると壁にぶつかってしまう。反対に、小学校、中学校時代にフィジカル的なハンデがあったとしても、そこに気づいて努力する方法や自分の活かし方を考えることができる選手が、最終的には伸びていきますね。

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(サッカースクールSKYの選手たちに指導する名波さん 2017年12月撮影)

――最後に、サッカーをする子を持つ保護者にアドバイスをお願いします。

大事なのは、父親と母親のバランスですよね。両方から言われると子どもも大変なので、父親が出るのであれば、母親は見守る。親がすることといえば、まずは褒めること。サッカーを楽しませることだと思います。うちのスクールのコーチにも言いますが、練習や試合で子どもを褒める回数が少ないので、積極的に褒めて欲しいと思います。自分の子どもが褒められると親は嬉しいですし、家に帰って家族に伝えることで、兄弟が「僕もサッカーがやりたい」と言うかもしれません。それがゆくゆくは日本サッカーの発展や底辺の拡大につながる。些細なことかもしれませんが、大切なのは、小さなことの積み重ねだと思います。

後編では、いよいよW杯イヤーということで、元日本代表10番を背負った名波さんにW杯の見どころや、親子で楽しむ観戦ポイントも伺いますのでお楽しみに。

サッカースクールSKY

徹底したクラス分けで目指す先はJクラブ・地域の強豪チーム!

ジュビロ磐田監督・名波浩がアンバサダーを務め、福西崇史、田中誠、戸田和幸ら元日本代表、元Jリーガー、フィジカルコンディショニングのプロフェッショナルら最強のコーチ陣が個々のレベルに合わせて、サッカーの基礎から丁寧に指導するサッカースクール。2018年度からは徹底したクラス分けを行い、競い合ってさらに高いレベルを求めていただけるような指導を行います。高い技術をもちながらもピッチ外では規律を守れる人間性の向上を目指した選手育成を行っていく。

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